2019/12/29 日曜日

愛媛県地域別再犯防止推進会議メンバーとして活動する

Filed under: ブログ — admin @ 17:27:46

              愛媛県更生保護会施設長 松田辰夫
 平成29年12月に閣議決定された「再犯防止推進計画」に基づき,愛媛県においては,来年3月を目途に「愛媛県再犯防止推進計画」(仮称)を策定すべく,目下,当該策定作業に取り組んでいます。
 こうした取組の中にあって,愛媛県は,「再犯防止に係る地域別推進会議」を開催して再犯防止の意義と重要性を広く県民に広報することを目的として,本年11月26日(火)の中予地域における会議(タウンミーティング)を皮切りに,同月28日(木)に今治地域において,翌月3日(火)に東予地域においてそれぞれ開催し,来年1月20日(月)に宇和島地域における開催をもって終了することとなっています。
 この「会議」の目的について,愛媛県作成の趣旨説明文から引用しますと,「刑事司法関係機関と県の協働により、地域社会における再犯防止に関する情報や知識の共有、地域社会に求められる取組等の理解により、(中略)地域の支援者の方に再犯防止の重要性について理解を深めていただき、また、地域の支援者の方との意見交換等を通じて、本県の取組に活かしていきたいと考えています。」となっています。
 このため,再犯防止の活動を行っている関係機関・団体として,愛媛県,松山地方検察庁,松山保護観察所,松山刑務所,松山学園,松山少年鑑別所,愛媛県社会福祉士会(第1回目のみ,愛媛県地域生活定着支援センター),愛媛県更生保護会の八つが選任されました。
 この選任を受けて,当保護会にあっては,私が同「会議」のメンバーとして毎回参加し,施設運営状況等の取組について御参集の皆さんに説明・報告してきました。
 このように,この「会議」に発表メンバーとして出席し,発表後,参加者(主として,司法関係者や福祉関係者)一同とともに「ワークショップ(事例討議)」に臨んでいる中で,私の考えが深まり,発言したことは,「司法処分」後の再犯防止のための,自立生活を送る上での一人ひとりが抱える課題や問題の解決を図るための「福祉的支援」の実効性をどのようにして実現していくかということでした。
 いまだ不勉強のために,ここにその結論を述べることはできませんが,要するに,司法と福祉との連携を確実化するために,警察機関や検察機関から拘束を解かれた犯罪者等が実社会の中で再び犯罪に走らないようにするためには,社会福祉の分野で言われる,犯罪や非行の原因となり得る「あらゆる生活課題」を解決することが必要であり,そのために福祉サービスが必要になるとすれば,それらの者の個々の特性に応じてどのような福祉サービスがあり,確実に社会福祉につなぐために,その役割を担う機関・団体にどのようにつなげればよいかということであります。そして,それは,既存の制度としては,恐らく「生活困窮者自立支援制度」がその中心的領域を占めているであろうし,その制度を担う各市町相談窓口の相談支援員をおいてほかにないであろうと考えられます。
 したがって,この制度及び窓口をいかにして全国民に周知徹底して,実効的な活用を図り得るようにするのか,その方法論が問われるところでありましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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