2017/11/28 火曜日

最近の地域交流室の活用について

Filed under: ブログ — admin @ 14:26:34

                       愛媛県更生保護会施設長 松田辰夫
 愛媛県更生保護会(以下「当保護会」という。)の現在の建物は,平成19年3月に全面改築が完成しましたが,同改築に際して工夫を凝らした特徴の一つに,「地域交流室」を新設したことが挙げられます。
 この「地域交流室」の新設については,更生保護の諸活動は,地域社会の理解と支援を基盤としてはじめて有効に作用し,十分な効果を挙げ得るものであるから,地域社会との共生を実現し,相互の協力関係を図り得るようにするため,地域社会の人々が日常的に集まることができ,レクリエーション及び各種行事等を行うことができる活動の場を提供するとの方針の下に,当保護会の設備及び物的資源等を広く地域社会に還元し,活用に供することを目的として,新設されたものです。
 なお,これと関連して,付言すれば,平成28年12月14日,「再犯の防止等の推進に関する法律」(平成28年法律第104号)が施行されましたが,この法律においては,第3条において,その基本理念として,「再犯の防止等に関する施策は,(中略)犯罪をした者等が、社会において孤立することなく、国民の理解と協力を得て再び社会を構成する一員となることを支援することにより、犯罪をした者等が円滑に社会に復帰することができるようにする(後略)」と規定され,「国民の理解と協力を得て」ということに力点が置かれていることに鑑みれば,再犯防止等施策を実務的に遂行する更生保護施設にあっては,地域社会に開かれた施設運営を実現し,地域社会との連携を深めて,地域社会に根ざした密度の濃い交流を推進するなどの,地域住民と一体となった関わり方を積極的に展開していく必要があろうことは,言わば当然のことでありましょう。このような意味において,当保護会の「地域交流室」は,正にその代表的な活用の仕方を果たしていると言っても過言ではありません。
 このようにして,「地域交流室」が新設され,地域社会に開放されることとなりましたが,それ以来,地域住民等により行われるカラオケ,楽器演奏,フラダンス,日本舞踊,体操等に活用されているほか,その他の様々な活用の仕方がなされていますが,そうした活用以外にも,更生保護関係者,社会福祉関係者等の各種会議等に活用されています。一例を挙げると,最近では,去る9月14日(木)午後1時30分から同3時30分までに「地域交流室」において,松山市障がい者南部地域相談支援センター主催による「南部センター勉強会」が開催されました。参加者は,主催者側の発表によれば,「松山市近辺の相談支援専門員21人」となっています。
 開催終了後,同センターから当職宛てに御礼の文書が贈られてきましたが,これを受けて,同文書の本BLOGへの掲載について同センターの同意を得ましたので,以下に,その全文を原文のまま掲載し,「地域交流室」の活用の状況について,皆様方の参考に供させていただきます。
 なお,文中の「雄郡寮」とは,愛媛県更生保護会のいわゆる通称ですので,その旨を申し添えます。

 平成29年9月14日
 愛媛県更生保護会 更生保護施設 雄郡寮の地域交流室をお借りして、松山市近郊で障害福祉サービス利用者の方に対して相談支援に従事している方を対象に勉強会を行わせて頂きました(参加者数:21名)。今回、勉強会の目的「地域で在宅生活をしている利用者に対して、相談支援に従事している方が触法障害者への理解を深めながら出口支援や更生保護施設の役割を学ぶ」という内容で実施致しました。①雄郡寮施設長の更生保護に関する講義や職員の方の施設案内、②愛媛県地域生活定着支援センターの方の事業説明を含めた講義という内容で非常に有意義な時間を過ごすことができました。今回の勉強会を通して、「多職種連携」を深める1つのきっかけに今後つながると思います。勉強会実施にあたって雄郡寮の施設長や職員の方には、会場の準備や講義等で大変お世話になり、感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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