2017/10/24 火曜日

地域奉仕作業が実施される

Filed under: ブログ — admin @ 15:28:52

                    愛媛県更生保護会施設長 松田辰夫  

 愛媛県更生保護会の寮生による「地域奉仕作業」が,去る9月24日(日)(午前8時~同8時45分)に実施されました。
 この「地域奉仕作業」は,寮生による自治活動の一環として実施されているもので,毎月1回,最終の日曜日に実施されています。主として,愛媛県更生保護会の周辺地域を中心とした道路上のごみ収拾を行っているものです。
 今回の「地域奉仕作業」の特徴は,寮生15人中10人(残りの5人は就労)全員が初めてスカイブルー色のウインドブレーカー(寄贈品)を着用して参加したことです。全員が早朝から地域の方々にあいさつをし,ふれあいを通じて,公共の場所で奉仕活動を行っていることについて理解を深めてもらうことを目的として,その活動にふさわしい服装をするために,同着用となったものです。さわやかな秋晴れとはいえ少し汗を流しつつ,たばこの吸い殻や空き缶,ペットボトルなどを一つひとつごみバサミで摘まんでごみ袋に入れながら,道路清掃に励みました。
 参加した寮生からは,一様に「朝の奉仕作業は,気分を爽快にしますよ。」とか,「信号機の近くは,たばこの吸い殻などを捨てやすいのかな。」とか,「こんなことをするから,たばこを吸う人が嫌われるのだろう。」といった感想が聞かれ,さらに,「施設長,自分はこういうことを絶対にしませんよ。」などの言葉も聞かれました。このような寮生(被保護者)の心の中に存している善良な性格や資質を,私は一段と伸ばし,育てて,社会に送り出したいと思っています。
 なお,この「地域奉仕作業」は,寮生たちの規範意識や社会性の向上というよりも,「自己肯定感」(「自分の在り方を積極的に評価できる感情,自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する用語」(ネット辞典による。))を高め,豊かな奉仕感覚を身につけてもらう良い機会になっていると思います。
 (犯罪閣僚会議が平成24年7月に「再犯防止に向けた総合対策」を決定し,その中で,「居場所」(住居の意)と「出番」(仕事の意)の確保という二つの重点課題を設定しましたが,私は,刑務所出所者等の立ち直りを支えるためには,この二つの重点課題のほかに,前記の「自己肯定感」を高めるための取組を重点的に推進する必要があると考えています。)

 

 

 

 

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